外壁塗装に使用されている塗料は、実に様々な種類が存在します。

あまり意識せずに選んでいる方も多いと思いますが、費用や耐用年数に影響するため、慎重に選ぶことが重要です。

外壁を塗装する際は業者と話し合い、アドバイスしてもらうのも良いでしょう。

ここでは、外壁に使用される塗料の種類や耐用年数・寿命について解説します。

 

外壁塗料の種類について

最高グレードの無機系

無機系塗料は最上級の塗料で、耐用年数に優れるのが特徴です。

その分価格は高くなりますが、塗料を長持ちさせたいなら候補に入ります。

ただし耐用年数が長いため、他の部分とのメンテナンスサイクルがズレる可能性があります。

 

高級グレードのフッ素系

次いでグレードの高い塗料がフッ素系の塗料です。

優れた耐久性と耐用年数を持ち、マンション・アパートなど大きな建物で広く採用されています。

ただ現在は、より耐用年数が長い塗料もあるため、必ずしも候補に入るとは限りません。

 

中グレードのポピュラーなシリコン系

シリコン塗料はポピュラーな外壁塗料でしたが、ラジカル系の登場によって人気に陰りが生じています。

しかし、価格と耐用年数のバランスが取れているため、迷ったら候補に入れましょう。

 

グレードが低めのウレタン・アクリル系

ウレタン塗料は外壁材の材質を選ばずに使える上、価格が安いという特徴を持ちます。

一方で耐用年数は短く、場合によってはシリコン塗料より高く付くことがあります。

アクリル系はもっとも安く、鮮やかな色合いが特徴です。

ただ耐用年数が非常に短いため、頻繁に塗り替えが求められます。

 

外壁塗料の耐用年数・寿命

何種類もある外壁の塗料ですが、選ぶ時は耐用年数にも注目しましょう。

特に耐用年数が長いのは無機系塗料で、20～25年程度持ちます。

そのため一度塗ったら、数十年間は塗り替えの必要がありません。

次いでフッ素塗料が15～20年程度、シリコン塗料が10～15年ほど持つとされています。

無機系ほどではないものの、いずれも耐用年数が長めです。

一方のウレタン塗料は7～10年、アクリル塗料に至っては5～8年程度しか持ちません。

いずれも塗替え頻度が増えるため、選ぶ必要性は薄いと言えます。

 

最後に

外壁を塗る時に必要不可欠な塗料は、耐用年数と費用を念頭に選ぶことが重要です。

例えば無機系塗料なら20年前後は持ちますが、費用が高いため予算オーバーする可能性もあります。

予算の範囲内で耐用年数が長い塗料を選びましょう。